通信技術の領域では、モバイルユーザが要求するサービス品質(QoS: Quality of Service)を満足するための技術開発が必須です。例えば、伝送路上の送受信パケット品質(ロス、パケット遅延、遅延分散等)に対する要求QoSが規定され、それを満足する技術の研究開発を実施します。
情報技術の領域では、アプリケーション、ビデオストリーミング、ウェブサイトなどのデジタルサービスに対するユーザの満足度を示す指標には、体感品質(QoE:Quality of Experience )があります。
QoEは、モバイルユーザがサービスの品質をどのように認識しているかを知ることができるため、通信事業者ブランドやISPプロバイダーにとっては重要な技術評価指標です。
要求QoE確保の観点で、安全アプリケーション開発時に考慮すべき達成目標と課題は以下の通りです。
(達成目標)
安全な日常生活としての要求QoEは、
・目に見えない脅威を的確に検知(知的活動の認知と判断のプロセスに該当)
(課題)
・情報弱者であり認知能力や判断能力が加齢につれて低下する高齢者への適応
・「災害は忘れたことにやって来る」の例えのように、通常時は動作状況が表面上には見えなくてもバックグランドではしっかり働いていて、緊急時はいざという時にきちんと動くアプリであること
要求QoE確保の観点で、快適アプリケーション開発時に考慮すべき達成目標と課題は以下の通りです。
(達成目標)
快適な日常生活としての要求QoEは、
・生き甲斐を感じ将来への意欲を持つことができる日常生活の確保
(課題)
・仲間達への感動体験の連鎖と共有化
・使えば使うほど自分の思いに沿った働きをしてくれるアプリが必要不可欠
・例えば、Webのキイワード検索では自分の関心が高い検索結果が検索上位に浮上。最近は、AIが過去の履歴を学習して個人の最適な行動予測や購買の斡旋も可能。
従来、金融、証券、保険、農業、教育、ヘルスケア等の情報集約型ビジネス領域の企業では、持続的イノベーションの一環として、CRM(Customer Relationship Management)手法を採用し、顧客の情報を収集・分析して顧客への最適かつ効率的なアプローチを行うことにより、自社製品やサービスの競争力を高めてきました。
当社のサービス提供の基本方針は、先ず、顧客のQoEの確保です。また、CRM手法を採用し顧客と接する機会のあるすべての部門で顧客情報とコンタクト履歴を共有・管理します。顧客からの問い合わせやトラブルに迅速かつ的確に対処し顧客満足度(CS: Customer
Satisfaction)の向上を目指します。